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Helper CTO シリーズ 09|システム健診では何を見ているのか:コード、データベース、デプロイ、セキュリティの 4 領域
コードを見せる前に、経営者がいちばん知りたいのは「結局何を見ているのか」です。本記事ではシステム健診の 4 つの領域と、それぞれで実際に確認する 3 つのことを明らかにし、60 分のミーティング、本番環境のアカウント情報不要、1 ページのレポート、3 通りの結論という流れを解説します。
「先月退職しましたが、システムは今も動いているので、しばらくそのままにしておきます」。システムは人が辞めたその日には壊れません。数か月後、いちばん都合の悪いタイミングで壊れます。ドメインの更新が切れる、サーバーの引き落としが失敗する、脆弱性が自動スキャンに引っかかる。そしてそのとき初めて、サーバーにログインするパスワードすら会社の手元にないことに気づくのです。これは不注意ではなく、こうした情報をリストにまとめて会社に渡した人が、これまで誰もいなかったというだけのことです。以下の 12 項目を、何かが起きる前に取り戻してください。
システムが動き続けているのは、すでに設定済みのものが機能しているからであり、誰かが見ているからではありません。しかし期限のあるものが 3 種類あり、期限が来ると必ず問題が起きます。
共通しているのは、今は見えなくても、何かあったときには一気に切迫することです。
これは私たちが引き継ぎを行う際に最初に確認するリストです。技術的な細かい話は理解しなくてもかまいません。「会社の手元にあるかどうか」だけを確認し、この順番で取り戻してください。
| 順序 | このグループの内容 | 最悪の結果 |
|---|---|---|
| 1 | サーバーとドメイン | ドメインを他人に取得され、サイトごとインターネットから消える |
| 2 | データベースとバックアップ | 顧客リストや注文記録が復旧できない |
| 3 | ソースコードとリポジトリ | どんな修正もゼロから書き直しになる |
| 4 | 外部サービスと鍵 | 決済・SMS・メール送信がある日突然止まり、しかも穴が開いたまま |
一、サーバーとドメイン(請求書が誰宛てに届いているか確認):
二、データベースとバックアップ(退職したエンジニアかプログラムの設定ファイルに確認):
三、ソースコードとリポジトリ(退職したエンジニアかリポジトリサービスに確認):
四、外部サービスと鍵(会社の支払い記録と照合):
12 項目のうち半分以上が「わからない」でも、慌てなくて大丈夫です。よくあることです。より詳しい進め方はシステム保守引き継ぎガイドという記事にまとめています。
どの状況でも、取り戻した直後にやるべきことは、すべてのパスワードと鍵の変更です。前任者を信用していないからではなく、それらがどこに保存されていたか確認できないからです。
必要なものが揃ったところで、本当の問題が始まります。このシステムを維持する価値があるかどうかです。コードが読める状態か、データを取り出せるか、バックアップがあるか、デプロイをやり直せるか——これらは経営者ひとりの判断や、次のエンジニアの印象だけで決めるべきではありません。エンジニアの採用はますます難しくなっており、人材不足時代の外注の考え方という記事で、多くの企業が特定の一人に頼らなくなっている理由を説明しています。まず誰かに見てもらってこそ、どんな人材が必要かがわかります。
一人が辞めたことで、会社全体のシステムが宙に浮いたままになるべきではありません。
エンジニア退職後のシステム引き継ぎは、私たちが Helper CTO として最も多く対応する案件です。会社の技術責任者のような存在でありながら、御社の社員ではなく、引き継ぎ後は同じチームが保守と改善を担当します。最初の一歩は 60 分のシステム健診です。コードを見せていただくだけでよく、本番環境のアカウント情報は不要です。3~5 営業日以内に、そのまま引き継げるか、先に整理が必要か、作り直したほうが安いかを明記した 1 ページのレポートをお渡しします。あの 12 項目が今すぐ揃わなくても、まずはこちらからどうぞ:Helper CTO:システム保守プラン。
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